【知りたい!】病気になったスコティッシュフォールドの日常生活

猫の生活
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スコティッシュフォールドについて、今現在、何か悩んでいる事や迷っている事がありますか?

「スコティッシュフォールドは将来必ず病気になるの?」

「スコティッシュフォールドの病気はどんな症状なの?」

「スコティッシュフォールドを飼いたいけど迷ってる…。」

こんな疑問や迷いがある方、必見です!

 

我が家のスコティッシュフォールド「キロロ」。

2022年現在「キロロ」は10歳の女の子。

残念ながら骨の病気です…。まだ薬の治療は行っていません。

 

どのような症状なのか、実際に体験してきた内容を元に、写真や動画をまじえてお伝えしていきます。

スコティッシュフォールドを取り巻く現在と未来を一緒に考えてみませんか?

 

 目 次 

1. はじめに 〜 スコティッシュフォールド 愛猫「キロロ」との出会い

2. スコティッシュフォールドの特徴

3. スコティッシュフォールドに多い軟骨の病気について

4. 病気を発症したスコティッシュフォールドの骨瘤(こつりゅう)写真

5. 衝撃!スコティッシュフォールド「キロロ」のレントゲン写真

6. 足をひきずって歩く「キロロ」  実際の映像

7. 治療方法 〜 主治医の考え

8. CLODOH社 フォトブック「折れ耳の真実」より

9. まとめ 〜 私が願うこと…

 

1. はじめに 〜 愛猫「キロロ」との出会い

「キロロ」2012年4月28日生まれ 

三毛猫のスコティッシュフォールドです。

『我が家にやってきた当時・・・完璧に「折れ耳」です。』

 

 

 

 

(2012年7月上旬撮影 生後10週目)

2012年7月上旬、夫が何気なく立ち寄ったペットショップで一目惚れしたそうです!

最初「この猫は事情があって売れない」とペットショップのオーナーに言われ、理由を尋ねると、病気になりやすい猫種だからとのこと…。

当時の私たち夫婦は、スコティッシュフォールドについてまったくの無知で、そんな理由も他人事のように思っていました…。

 

2. スコティッシュフォールドの特徴

あるペット保険会社の「人気猫種ランキング」によると、スコティッシュフォールドが13年間連続で1位なのです!

丸い目・丸い顔・丸い後頭部・そして折れ曲がった耳…。

(立ち耳のスコティッシュもいます)

性格はおっとりとしていてマイペース。本当に愛らしい猫です。

『この丸い後頭部がたまらない!』

 

(2012年7月上旬撮影 生後10週目)

3. スコティッシュフォールドに多い軟骨の病気について

キロロが発症した病気の名前は、

「骨軟骨異形成症(こつなんこついけいせいしょう)」といいます。

キロロの場合は、後ろ足の関節が腫れて瘤(こぶ)のようになっています。

実は、スコティッシュフォールドの特徴である折れ曲がった耳は、遺伝性疾患によって軟骨が奇形したものです。

 

耳をまっすぐに立てる軟骨が形成されにくいため、折れ耳の猫が多いと言われています。

折れ耳のスコティッシュフォールドが「骨軟骨異形成症」を発症する確率はとても高いです。

根本的な治療法は見つかっていないため、発症後は一生痛みと共に生きていくことになります。

人気No.1の猫種であるがゆえに、需要の高まりから、強制的に繁殖させられているスコティッシュフォールド。

 

この病気になるとどういう生活を送らなければならないのか?

猫は言葉が話せないので、しっかりと様子をみてあげる必要があります。

 

4. 病気を発症したキロロの骨瘤(こつりゅう)写真

『両後ろ足とも関節が瘤(こぶ)のように腫(は)れてます。』

(2022年8月10日撮影 10歳3ヶ月)

5. 衝撃!キロロのレントゲン写真

『軟骨が変形しています…。』

(2021年4月撮影 8歳11ヶ月)
『健康な小型犬のレントゲン写真』

 

6. 足をひきずって歩くキロロ、実際の映像

 

7. 治療方法 〜 キロロの主治医の考え

① 消炎鎮痛剤を2日に1回の低用量で一生続けていく

② サプリメントで症状が良くなることはない

③ 今のところ根本的な治療方法はない

④ アメリカでは症状が重くなると安楽死を勧められる

上記4点を補足説明します。

 

① 消炎鎮痛剤(液体シロップ状のもの)について

最初は速やかな効果を得られるように最大用量を投与します。

それから少しずつ減らしていき、初回の6分の1の量を2日に1回の頻度で続けていきます。

昔の薬に比べれば腎障害も減ってきています。

しかし、それでも有害であることに変わりはありません。

服用しながら定期的に腎臓の検査をして様子を見ながら続けていきます。

 

②・③ サプリメントと根本治療について

現在は根本的な治療方法が見つかっていないので、サプリメントを摂取しても改善が見込めないとの考えをお持ちです。

サプリメントで良くなったというスコティッシュちゃんの画像を見たことがあるのでドクターによって考え方が違うと思われます。

 

④ アメリカの安楽死事情

日本に比べアメリカは、安楽死を勧めるドクターが多いです。

ある*データによると、1人の日本人獣医師が過去1年間に行なった安楽死の数は2.48件でアメリカ人獣医師の90.36件に比べて遥かに少なかったです。

*参照:https://core.ac.uk/download/pdf/233905415.pdf

 

その他として、**CLOUDOH社のフォトブック「折れ耳の真実」では、「症状が重い場合には、外科手術や放射線治療による緩和ケアなど特殊な治療法もある」と書かれています。

**参照:https://www.cloudoh.com/monitor-res

 

8. CLODOH社 フォトブック「折れ耳の真実」より

CLOUDOH社では、100匹のスコティッシュフォールドに遺伝子検査を実施するため、クラウドファンディングで目標額100万円を設定し達成しました。

フォトブック「折れ耳の真実」には、その検査結果が掲載されており、非常に興味深いものです。

7%は折れ耳であっても発症のおそれのない、正常な遺伝子を受け継いでいるスコティッシュフォールドがいます。

しかし、それ以外の93%の折れ耳スコティッシュフォールドには発症の可能性があります。

 

9. まとめ 〜 私が願うこと…

CLOUDOH社の遺伝子検査結果から、すべての折れ耳スコティッシュフォールドが発症するわけではないという嬉しい検査結果が得られました。

しかし、*ブリーダーが所有している親スコティッシュフォールドがすべて正常な遺伝子を受け継いでいるとは限りません。

この世に不幸なスコティッシュフォールドを誕生させないためには、父親・母親ともに正常な遺伝子を受け継いでいることが必須条件となります。

私たちは、子猫の両親がどんな遺伝子を受け継いでいるのか、それを確認できる信頼性のある*ブリーダーを選ぶことが大切です。

そのためにも、スコティッシュフォールドの真実をもっともっと広めていかなければならないと思っています。

これからもスコティッシュフォールドについて、キロロの画像を交え、あらゆる観点から発信してまいります!

 

*ブリーダーとは・・・血統書付きの犬や猫を繁殖させてペットショップに流通させる人のこと

 

コメント

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